Z世代の恋愛観の新たな実像:意欲と現実のギャップ、自然な出会いを重視
Z世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に「Z世代の恋愛についての意識調査」を実施し、その結果を発表しました。
近年、「若者の恋愛離れ」といった言葉が聞かれる一方で、Z世代の恋愛観は単純なイメージでは捉えきれない多面性を持っていることが本調査で明らかになりました。デジタルネイティブであるZ世代が、恋愛において「効率性」よりも「自然な関係性」や「安心感」を求めている実態が浮き彫りになっています。

調査サマリー:恋愛への前向きな姿勢と現実のギャップ
今回の調査では、Z世代の84%が「恋愛したい」と回答した一方で、34%が交際経験ゼロであることが判明しました。これは、恋愛への関心が高いものの、実際に交際へと至るまでに何らかのハードルが存在している可能性を示唆しています。

「今、恋愛をしたいと思うか」という問いに対しては、「良い人がいればしたい」が49%、「とてもしたい」が35%となり、合わせて84%が恋愛に前向きな姿勢を示しました。しかし、これまでに「交際した」と認識している人数を「0人」と回答したZ世代は34%で最多でした。

理想の出会いは「自然なコミュニティ」、マッチングアプリは少数派
恋愛相手との出会いのきっかけとして最も良いと感じるものについては、「学校や職場、サークルなど、日常的なコミュニティ」が61%で圧倒的な1位となりました。「友人や知人からの紹介」が19%、「SNS」が12%と続き、「マッチングアプリ」はわずか2%に留まっています。デジタルネイティブであるZ世代が、恋愛においては日常の延長線上にある自然な関係形成を重視していることがうかがえます。

恋人に求めるのは「ドキドキ」より「安心感」
恋人との関係で重視するものについては、80%が「一緒にいて落ち着く『安心感・精神的な時間』」を選択しました。「ドキドキするような刺激的な感情」は20%に留まり、恋愛が非日常のイベントというより、日常を安定させる関係性として捉えられていることが示唆されます。

「蛙化現象」は4割が経験、原因は「自分の心の中」と回答
相手の些細な言動で急に気持ちが冷める「蛙化現象」について、「よくある」が11%、「時々ある」が29%となり、合わせて40%が経験していると回答しました。また、気持ちが冷める根本的な原因については、「自分の心の中」が28%で、「相手の行動そのもの」の13%を大きく上回りました。

恋愛と「推し活」は「全くの別物」
恋愛と「推し活」の関係については、68%が「恋愛は『現実』、推し活は『理想』であり、全くの別物」と回答しました。「恋愛のドキドキ感を推し活で代替できる部分がある」は11%に留まり、Z世代はこれらを競合関係ではなく、異なる感情体験として共存させていることが分かりました。

Z世代の75%が結婚に前向き、結婚前の同棲にも肯定的
将来の結婚について、「良い人がいればしたい」が45%、「絶対にしたい」が30%となり、合わせて75%が結婚に前向きな姿勢を示しました。また、結婚前の同棲についても74%が肯定的であり、結婚を「しなければならないもの」ではなく、納得できる相手との出会いを経て選択するものと捉えていることがうかがえます。

恋愛においてお金や時間をかけたいものとしては、「旅行、ライブ、テーマパークなどの『体験』」が53%でトップとなり、「記念日や誕生日などのプレゼント」が48%で続きました。
調査概要
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調査名: Z世代の恋愛についての意識調査
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調査対象: 全国Z世代(18歳〜24歳)
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調査期間: 2025年8月〜9月
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分析・レポート作成期間: 2025年10月〜2026年8月
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調査方法: インターネットを利用したアンケート調査
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有効回答数: n=256
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調査分析: Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)
調査レポート(完全版)のご案内
本調査の完全版レポート(全43ページ)は、Z世代の恋愛意向や交際経験、恋人に求める資質、告白・交際の境界線、マッチングアプリの利用実態、結婚・子ども・同棲への意識、推し活との関係性など、多角的な分析結果を含んでいます。詳細なインサイトにご興味のある方は、以下のリンクよりダウンロードしてご活用ください。
Z-SOZOKEN所長のコメント
Z-SOZOKEN所長の竹下洋平氏は、今回の調査結果から「Z世代の84%が恋愛をしたいと考えている一方、34%は交際経験が0人」という矛盾する結果が最も印象的だったと述べています。これは恋愛そのものへの関心を失っているのではなく、むしろ“無理に恋愛を始めたくない”という慎重な姿勢の表れであると分析しています。特に、理想の出会い方として「自然なコミュニティ」が61%を占める一方で、マッチングアプリが2%に留まった点は、デジタルネイティブであるZ世代が、恋愛という私的な関係においては効率性よりも時間をかけて形成される感情や安心感を重視していることの象徴であると解説しています。
また、恋愛と推し活を「全くの別物」と捉えている点や、結婚に前向きな姿勢についても触れ、Z世代が恋愛、推し活、友人関係、一人の時間をそれぞれ異なる価値を持つものとして共存させていると指摘しています。Z世代の恋愛観は、勢いよりも納得、刺激よりも安心、効率よりも自然さを重視する姿勢が貫かれていると考えられます。

Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)について
Z-SOZOKENは、Z世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営する、Z世代当事者の目線で新たなインサイトを発掘・探求する次世代型シンクタンクです。Z世代の実態や価値観を多角的に分析し、実践的なマーケティング情報を提供しています。

Fiom合同会社について
Fiom合同会社は、メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニーです。Z世代の創造性を基点としたアプローチで、Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用までを一貫して支援しています。

