ひとり暮らしの推し活、実家暮らしを上回る実態が判明 – 年間予算約4.7万円の差【ひとりぐらし研究所調査】

ひとり暮らしの推し活実施状況と年間予算

調査結果によると、ひとり暮らしの69.8%が「推し活をしている」と回答し、実家暮らしの60.6%と比較して約1割高い実施率を示しました。

推し活にかける毎月の平均予算は、ひとり暮らしが16,928円(年間203,136円)であるのに対し、実家暮らしは12,991円(年間155,892円)でした。これにより、年間で47,224円の差があることが判明しました。中央値で見ても、ひとり暮らしの方が年間22,140円高く、ひとり暮らしの自由な時間や金銭的な裁量が推し活を促進していると考察されます。

ひとり暮らしと実家暮らしの推し活実施率と予算

年収別推し活予算の傾向

一般的に実家暮らしの方が趣味にお金をかけやすいという認識がある一方で、今回の調査ではひとり暮らしの方が推し活への投資額が大きいという結果が得られました。実家暮らしでは年収が上がっても「5千円未満〜1万円未満」と回答する人が半数以上を占めるのに対し、ひとり暮らしでは年収に比例して推し活予算が増加する傾向が見られます。特に年収600万~800万円層では「月1万円以上」の割合が急増し、「月3万円以上」も28.9%と約3割に達しています。これは、ひとり暮らしが可処分所得の使い方や時間において制約が少なく、自身の判断で自由にコントロールできる環境が、推し活への積極的な投資を後押ししているためと考えられます。

世帯・年収別毎月の推し活予算

推し活グッズの設置場所

自宅での推し活グッズの設置場所については、ひとり暮らし、実家暮らしともに「寝室/自室」が最も多い結果となりました。しかし、実家暮らしでは「クローゼットや押入れなどに保管している」が25.6%と、約4人に1人がグッズを見える場所に飾っていないことが明らかになりました。一方、ひとり暮らしでは玄関(19.3%)やキッチン・ダイニング(15.4%)に飾っていると回答した人が実家暮らしの3~4倍高く、住まい全体を個人の自由に使える環境が、日常生活のあらゆる場所に推しを配置して楽しむことを可能にしていると推測されます。

自宅での推し活グッズの設置場所

推し活のための家電・アイテム

自宅に置いてある推し活のための家電・アイテムを見ると、10代では41.7%が「アクスタ/ぬいぐるみ」と回答し、「ポスター/カレンダー」や「推し棚/推し祭壇」も10代が25.0%と他の年代より高い割合を示しました。一方で20代では「スマートTV」(31.8%)や「高音質スピーカー」(29.9%)といった視聴・音響家電の導入率が他の年代と比べて突出して高く、特に「プロジェクター」(20.6%)の導入率が圧倒的に高い点が特徴的です。

ひとり暮らしの推し活家電・アイテム

推しが存在するメリット

推しが存在することのメリットは、特にひとり暮らしにおいて多面的に現れます。心理面では、「寂しさが減った」(31.8%)が実家暮らしの2倍以上となり、「ストレスの軽減」(28.8%)も上回るなど、ひとりで過ごす時間の精神的な支えとして機能していることが分かります。行動面においても、時間の自由度の高さを活かして「遠征」(28.3%)や「ファン同士の交流」(25.3%)が実家暮らしより10ポイント以上高く、アクティブな行動や交流の機会につながっています。実家暮らしが「人生の満足度向上」(37.7%)に集中しているのに対し、ひとり暮らしでは精神的安定と行動力の向上という内外双方で大きな恩恵を得ている点が特徴的です。

推しがいることで感じるメリット

今回の調査結果により、ひとり暮らしの方が実家暮らしよりも「推し活」を楽しんでいる実態が明らかになりました。時間やお金、室内空間まで、すべてを自身の「好き」で満たし、推し活を楽しんでいる様子がうかがえます。ひとりで過ごす部屋の中で、推しの存在は寂しさを和らげ、日々の暮らしに大きな力と彩りを与えてくれるかけがえのない存在です。ひとりぐらし研究所は、これからもひとり暮らしの皆さんが自分らしく、“推し”と共に毎日を心から楽しめるよう、応援しています。

詳細情報

アンケートのより詳細な内容は、ひとりぐらし研究所WEBサイトで確認できます。

ひとりぐらし研究所

ひとりぐらし研究所について

不動産賃貸仲介のエイブルが運営する「ひとりぐらし研究所」は、従来の不動産サービスの枠を超え、ひとり暮らしを多角的に研究・分析しています。ひとり暮らしに関する実態や課題を掘り下げ、そこから得られた知見を実際のサービスに還元することを目的に活動しています。ひとり暮らしがより安心・快適で、充実したものとなるよう支援しています。

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